なんとも

まず、京セラのコンタックス事業の全面撤退発表があった。この時点では、コンタックスから他のシステムに移行すりゃいいだけだな、とほとんどのユーザが考えていたと思う。ところが、アグファフィルムが潰れて、現実にカメラ店からアグファのフィルムが消えてみると、あれれ、これって銀塩フィルムカメラというジャンル全体のことなのかな、と思えてきた。
暮れには、ニコン銀塩カメラから大幅に撤退して、コニカミノルタがカメラ事業から撤退。そして、ファンがいる限りフィルムを作り続けると宣言した富士フィルムの大幅なリストラ策発表。
これが、この一年足らずの出来事だ。
変化ってのは、急速に起こるんだな。

昨日、ちょっとした用事があって上ののヨドバシカメラに行って驚いた。とうとう暗室用品が全面的に撤去されはじめていたのだ。モノクロ現像を楽しむ人たちのなかで、感材や薬品の類が店頭からなくなってきているという話を聞いてはいたが、実際に、現実として見せつけられると、ちょっとショックを受けた。
秋葉原はまだまだ品揃えを維持するという話だったが。

近所の、良く使っていたミニラボも今日で店を閉めるという。

まあ、環境に順応していかなきゃならないんだけど。