久々の物欲 ≪お帰り、アンジェニュー≫


  • というより、先日、仕事の仲間から一眼レフの銀塩カメラを買おうと思っているという相談を受けて悩んでしまった。銀塩デジタルカメラではまったく違うものなのだということから説明しなければならないのか、ニコンのFM10とかでいいんでないかい、という話でよいのか・・・。本気で推奨するならば、CONTAX RTSIIに限る。シャッター音がやかましいことを除けば、これ一台と1,4/50mmのPlaner T*があれば、一眼レフは事足りる。もちろん同じことはNIKON Fと1,4/50mm NIKKORについても言えるのであって、そこのところは限りなく好みになっちゃうのだけれど・・・。僕の場合は今まで投資してきたM42の古いレンズを使うには、NIKONフランジバックが長すぎてダメなので、とりあえず、CONTAXなのだ。
  • というわけで、P.ANGENIEUXである。言わずと知れたフランスの「滲み系」の大御所レンズなのである。物は、レトロフォーカス R11 つまりf3.5/28mmである。まあ、アンジェニューのなかでは比較的手に入りやすいレンズですね。M42はちょっとだけ珍しいかもしれない。後期型で直進ヘリコイドだ。前期型に比べて光学系も多少良くなっているという話だ。状態は上々。このレンズは本当に「泣ける」レンズだよね。以前、エギザクタの糞使いづらいマシンで、R11を使っていたっけ・・・。エギザクタのあまりの使いにくさと、手軽なトプコン探しの旅に疲れたのとで、一度手放してしまったのだ。でも、人生の中で一度でも≪ピン≫ときたレンズってのはちゃんと帰ってくるもんなのだね。今回はM42マウントだから、CONTAXでも使えるし、なんなら、糞ったれデジタル一眼のEOS KISSでも使えたりするのだ。ほんと、「お帰り、ANGENIEUX」である。
  • 明日からの大阪。ANGENIEUXをメインで撮影しまくるのである・・・。