なかなかすすまない、契約更新@ショップ

経験の長い人は、店なんてやってるといろいろなことがあるという。北千住というコミュニティにどっぷりとつかっている人は、あの不動産屋とトラブルを起こすと「千住じゃ商売できなくなるよ」と警告してくる。

今年2月から、ショップの契約更新にまつわる大家、地域に影響力があるとされる不動産屋、善意の第3者であるかのようにふるまいながら実は、こちら側の不利益になる行動をとらされている哀れなほどに無知でお調子ものの飲食店経営の先輩・・・。そして今月に入って大家が依頼した弁護士事務所・・・との消耗戦に、いい加減に、疲れてきている。

まあ、いろんな思惑が飛び交ってるわけでして。。

2008年の3月に、北千住の民家を借りて、ちょっとした店をはじめた。

路地のなかの古い民家。風呂なし物件。築にして50年以上は経ている長屋の一角。

当時、友人であった飲食業の方からの紹介で、その物件のすぐ隣のマンションの最上階に住む大家さん(Tさん)との間で契約を結んだ。
妻が、その友人と一緒にTさんを訪ねたとき、「店舗として使用したい」という旨を伝えた。
契約のときには、私も同席。
大家さんの旦那のほうが、どんな仕事をしているのかなど質問してきたのを覚えている。

私は、広告のプランナーとプロデューサーをしているという内容の話をした。

「じゃあ、契約書は、「事務所」にしておきからね」と大家が言ったのを憶えている。

「えっ」と妻が言い。「店舗をしたいんですが・・・」と言った。

当時、アジアン雑貨のオンラインショップをしていたのだが、その商品がふえてきたので、倉庫として活用しながら、雑貨店、喫茶という形式で借りるという話をしたばかりなのに、大家から出てきた言葉は、「事務所」・・・。

当時の私たちは、そういうものなのかな、という程度の認識しかなく、また不動産の専門家を通さずに大家との直契約なので、別段問題はなく、すべてはコミュニケーションで進めていけば良いんだ、くらいに思っていた。
しかも、「店舗使用」ということを大家も認めたうえで、
家賃も以前に聞いていた金額より二万円高く契約したのだ。

それで、「事務所」となっている書面にサインをした訳だが・・・

それが、後々、面倒なことが起こる発端になってしまったんだよなぁ。